アンチナチュル大統領

第一話登場。56歳。大統領として全世界の人望を保つ。政治関係では嫌うものが多い。性格は残虐非道。「総会」の立案者。4人の仲間のリーダー的存在。早起き。人間嫌いで、テクノロジー信奉者。一物は直径8cm、長さ36cm。「サンドフィッシュ作戦」の寸前で「ソドムの宮殿」を脱出。『バベルの塔』でジュリエットと合流する。現在の人類を滅亡させ、新人類の誕生を目論んだ『ANGEL計画』を推進。

 

ジュスティーヌ・アンチナチュル

第一話登場。19歳。アンチナチュル大統領の娘。賢く淑やかな、国民的美少女。金髪。ザイヒターフェルト元帥の娘キルシェの親友。その縁で、元帥に父のこれまでの悪事を打ち明ける。ユニセフの親善大使で、人種差別撤廃運動やアフリカ飢餓を救う運動の中心だった。表向きは何者かに誘拐されたことになっているが、父に南太平洋の無人島に監禁された。「総会」の余興で危うく核ミサイルで処刑されかけたが、ジュリエットに救出される。ノアと呼ばれる船の中で、ジュリエットに父の『ANGEL計画』の事を聞かされる。実は彼女自身が『ANGEL』の第一号であった。

 

フトルディオ大司教

第一話登場。53歳。小柄。世界の宗教の総本山の高位にある聖職者。無神論で、冒涜行為を好む。理屈っぽく、小心者。不潔を好む。「総会」の実務的な進行係。アンチナチュル大統領に『バベルの塔』という要塞を管理を任されていたが、散漫な防衛システムの為、その留守中、ジュリエットに破壊される。「サンドフィッシュ作戦」の寸前で「ソドムの宮殿」を脱出。

 

ブラスハイム警視総監

第一話登場。42歳。身長223cm。体重約200kg。髭。強靱な筋肉の持ち主。アンチナチュルの親友。「総会」の犠牲者の調達、及び監禁係。酒豪。肉食。一物は直径10cm、長さ40cm。「サンドフィッシュ作戦」の寸前で「ソドムの宮殿」を脱出。

 

マサクレ大将軍

第一話登場。45歳。東洋の某島国の政治家。「総会」の犠牲者調達に荷担する。常にサーベルを所持。無表情、無感情だが性格は凶暴。性行為中に相手の首を跳ねるのが趣味。「サンドフィッシュ作戦」の寸前で「ソドムの宮殿」を脱出。

 

カール・グロースヴァルト少佐

第二話登場。「サンドフィッシュ作戦」のリーダー。40名の軍の特殊部隊を率い、「ソドムの宮殿」に侵入。作戦は最初、順調と思われ「ソドムの宮殿」地下シェルターの最終階層まで辿り着いたが、アンチナチュル達は既に逃げた後だった。突如として現れた『ANGEL』の攻撃により死亡。部隊は全滅する。美形のはずだったが、『ANGEL』の美的基準にはそぐわなかったらしい。

 

フォン・ザイヒターフェルト元帥

第二話登場。クローズヴァルト少佐の上司。真面目。アンチナチュル大統領の影の陰謀を暴かんと、極秘で「サンドフィッシュ作戦」を決断。同時進行で大統領官邸のクローン・アンチナチュル大統領に対してクーデターを決行するが、大統領の悪事を暴くことには失敗。全世界から非難を集めてしまう。

 

イトウ大尉

第二話登場。「サンドフィッシュ作戦」部隊の副官。「ソドムの宮殿」にて『ANGEL』の攻撃により死亡。

 

アーバスノット軍曹

第二話登場。「サンドフィッシュ作戦」のメンバー。「ソドムの宮殿」にて『ANGEL』の攻撃により死亡。

 

パク少尉

第二話登場。「サンドフィッシュ作戦」のメンバー。彼とその部下たちはコンピューターの専門家集団。赤いブリーフを着用。「ソドムの宮殿」にて『ANGEL』の攻撃により死亡。

 

小隊長ブランシェ中尉

第二話登場。「サンドフィッシュ作戦」のメンバー。「ソドム宮殿」に毎日訪れる食料補給隊を襲撃する役割を任命される。「ソドムの宮殿」にて『ANGEL』の攻撃により死亡。

 

キルシェ

第二話登場。フォン・ザイヒターフェルト元帥の娘。ジュスティーヌ・アンチナチュルの親友。「ソドムの饗宴」の一週間前、ジュスティーヌに大統領の悪事を打ち明けられ、父元帥に報告。「サンドフィッシュ作戦」へとつながってゆく。

 

有田成男

第三話登場。23歳。友人の蛭田徹に呼ばれ、日本を発つ。蛭田がソドムの宮殿に侵入している間、外で待機していたが、蛭田の活躍により稼働した『ANGEL』の攻撃に遭い片腕を失う。脱出後、半年間アンチナチュル大統領の『ANGEL計画』を調査。遂にアンチナチュルの居場所を突きとめ、1999年7月28日、暗殺。しかし、殺したのは大統領のクローンだった。

 

蛭田徹

第三話登場。「ソドムの宮殿」を設計した研究所所属。眼鏡。宮殿のコンピューターに詳しい。有田成男の友達。成男を日本から呼び寄せる。クーデターに乗じて宮殿に忍び込みコンピューターを操ろうとするが、キリエムの横やりの為、失敗する。「サンドフィッシュ作戦」部隊と合流し、謎のプログラム『ANGEL』の設定を解除、バケモノを復活させてしまった。

 

静香

第三話登場。成男の友達。有田成男と共に日本を発つ。蛭田がソドムの宮殿に侵入している間、外で待機していたが、蛭田の活躍により稼働した『ANGEL』により死亡。

 

キリエム

第四話登場。表向きは世界中を飛び回るエンターテイナー。裏では人身売買を含め「あらゆる」美しいものを密売している闇の女王。バイセクシュアルで、愛したものは必ず最後には死に至らしめる。国家の諜報機関並の情報網を持つ。目をつけていた美少年美少女達をアンチナチュル達に横取りされた腹いせに、彼等の破滅を企む。日本人で、普段は温暖な私有の島に在住。モニターで見たフォウの美しさに魅入られ、手に入れようとする。

 

アルフレッド

第四話登場。通称アルフ。キリエムの有能な助手。美形。

 

ベアリュ

第四話登場。キリエムの諜報室の技術者のひとり。キリエムの命令でソドムの宮殿のコンピューターに侵入し、クーデターを影ながら支援する。

 

フォウ

第五話登場。12、3歳ぐらい。最初は単なる「総会」の犠牲者の一人と思われたが、「サンドフィッシュ作戦」の混乱中に脱走し、蛭田やパク少尉等と合流することによって封印がとかれ、『ANGEL』として覚醒、アンチナチュルが開発したバケモノだったことが判明した。天使のように美しく、残酷な存在。白い翼で空を飛び、神々しい微笑みで人を魅了する。人の心を読み、醜い外観や心を持ったものを無差別に破壊してゆく。その能力は底知れないパワーと自己再生力を持ち、銃弾で肉体に穴を空けられても即座に復元し、素手で人間の肉体をバラバラに引き裂く。すべてを破壊し、「ソドムの宮殿」を廃虚に残した後、《マザー》であるジュスティーヌを目指して飛び立っていった。

 

ジュリエット

第七話登場。ジュスティーヌと瓜二つの謎の少女。某機関所属。『ANGEL』として開発されたが、半覚醒状態。その能力を使い、無人島に監禁されていたジュスティーヌを救出した。その後、ノアと呼ばれる船に乗り、『ANGEL計画』発足の地である『バベルの塔』を破壊する。最初はフォウと同じ、ジュスティーヌの遺伝子から創造されたクローンだと思われていたが、実はアンチナチュルのクローンだったことが判明。アンチナチュルに邪悪な魂を呼び起こされ、悪の下部として働くことになる。

 


HOME